東北地方も平年より7日遅く6月19日に梅雨入りしました。 この梅雨の時期に見頃を迎えるのが紫や青、ピンクの花が咲き、じめじめとした雨の季節に雨に濡れてしっとりと美しく咲き誇るあじさいは、清涼感をあたえてくれます。 そして梅雨に見かけるのがカタツムリですね。 これから園外活動で子ども達はカタツムリを見つけることがあることでしょう。
県内では有り難いことに、新たな新型コロナウイルスの感染者0の日が続いておりますが、全国的には高齢者を中止にワクチン接種が順調に進む中、先日、ワクチンが国内で足りない状況になっていると報道され不安を感じております。また、懸念されるのがデルタ株(インド型)の急拡大で、国内のデルタ株の占める割合が7月末に5割、8月末には9割に達すると感染症専門家が想定しております。このような国内状況において、7月23日から東京オリンピック、8月24日からはパラリンピックが開始される予定です。 今から開催中の予期せぬ混乱や終了後の秋以降の感染拡大がより一層心配されます。
さて、園内では、各家庭で製作して頂いた短冊が笹竹に飾られ、時折吹き込む風に揺れながら、子ども達の願いを空まで届けてくれているかのようです。「お友達といっぱい遊べますように」「健康で健やかに育ちますように」「○○○になりたい」などたくさんの願い事が「織姫と彦星」の力で叶いますように・・・そんな子ども達の気持ちを大切にしながら、七夕会まで夢と期待を膨らませてまいります。
園内で行われる七夕会では、幼児組のクラス発表をおこないます。クラスごとに歌や踊り、楽器演奏を披露します。気持ちを一つにして、みんなでやる楽しさを感じさせながら進めていきたいと思います。
「かいこの飼育体験」を今年度も幼児組の子ども達が行っております。小さいかいこが「桑の葉」を食べ、日に日に大きく成長し「繭」を作るまでの過程を観察し、記録を通して繭に対する興味を高めて教育的指導につなげてまいります。
梅雨が明けると本格的にプール遊びが始まります。七夕会を終えた後にプールを設置し、子ども達にプール遊び・水遊びの約束を話したり、職員も監視役の先生を付けるなど事故を防ぐための安全対策計画をより徹底し、梅雨の晴れ間の夏日には、少しずつ水に慣れさせプール遊びへとつなげていきたいと計画致しております。
そして、7月中旬頃からいよいよ「育脳プログラム」を0歳児から5歳児の全園児を対象に開始致します。「育脳プログラム」は姉妹園の美咲こども園では平成30年度より開始しているものです。 本園では、4月から認定子ども園に変わり初めて取り組むもので、庄内地方では美咲こども園についで2園目となります。子ども達も初めてでありますので、7月は、子ども達の個々の発達に合わせ、クラスにこだわらず、先ずは興味や関心を引き出すことをねらいとし、ゆっくりていねいにできるだけ短い時間から初めてまいります。
先月号から、お便りに「子育てハッピーアドバイス」の著者で著名な明橋大二先生の子育てシリーズを連載しております。 先生とは、本園の開設5周年記念講演会にお招きしたご縁で、色々とご指導を頂いております。是非お読み頂いて子育てのヒントとして生かして頂ければ幸いです。 (文 園長 冨樫孝雄)